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"they" "those" "these" の違いを聞かれることがたまにあります。
まず、基本的なことから・・・・
みなさん代名詞変化って覚えていますか?
I, my, me, mine
you, your, you, yours
she, her, her, hers
という、中学で覚えたものです。
これは、すべて「代名詞」です。
では、「代名詞」とは何か?
「名詞の代わりをするもの」です。
例えば、
Akikoさんという名前の代わりに、
"she" (彼女) という代名詞を使うわけですね。
the desk (机) という物の名前の代わりに、
"it" (それ) という代名詞を使います。
このように、代名詞変化表にあらわれる代名詞、
I, you, he, she, we, they, it
はすべて、何かのモノの名前の代わりをしているわけです。
そこで、本題の"they, those, these" ですが.....
they (かれら、それら) ⇒ she, he, it の複数形
those (あれら) ⇒ that の複数形
these (これら) ⇒ this の複数形
になります。
では、"they, this, that" の違いですが、
"they" はすでに記述したとおり、代名詞です。
なので、話の中に一度出てきた物/人を指します。
一方、"this, that" は指示代名詞と呼ばれ、
これは、"they" とは違い、一度話に出てきてなくても、
直接物事を指すことができます。
また、その意味ですが、学校英語で
"this" は「これ」 "that" は「あれ」というように学習したかと思いますが、
日本語に訳して考えるのはあまりよくありません。
"this" とは自分から近いものを指す時に使う、
"that" は自分から離れているものを指す時に使う。
というふうに理解しておくことが大切です。
というのも、日本語で「それ」と言いたい場合、日本人は"it" を使いたがります。
でも、"it" はあくまでも代名詞で、一度話に出てきた単数のものを示します。
なので、自分から離れた場所にある「それ」を直接示したければ、"that" を使うわけです。
直接物事を指し示すことができる、指示代名詞 "this that",
その複数形の "these, those"
一度話に出てきたことを指す代名詞"it"
その複数形 "they"
日本語訳は同じでも、使われる方法は違ってくるので注意が必要です!